ようやく暖かい日差しが時折射すようになってまいりました今日この頃。 お鮨屋も次第と客足が増えて忙しくなる時期にさしかかってまいりました。 やはり気温と食べ物とは密接に関係しているのですね。お魚も次第に切り替わってきていて、初鰹、白魚、春子などは今是非召し上がっていただきたいネタです。
さて今回は”センス”というなんともあいまいな説明のつきにくいものを選んでしまって今から後悔しているんですが、これが本当に大切なんですよ。ようするにバランス感覚とでも申せば分ってもらえるかとおもうんですが努力や我慢といったものの先に求められる技能ですよね。 多分どんな事にもあてはまるとおもうのですが鮨屋は特にセンスが大切な職業だとおもいます。包丁の技術、握りの完成度、盛り込み、白衣の着こなし、お客のあしらい、ネタ選びから器選び、ネタを出すタイミングにいたるまで最終的に必要とされるのはこのセンスということになります。
勿論このセンスは天性に頼るところが大きいのでなんとも残酷な面ももちあわせているのでございますが、それを磨き続けることは更に重要なわけです。私の親方の場合はは鮨道と供にゴルフを極めていて宮里選手やジャンボ尾崎選手も大分県に立ち寄った際は必ずお店に立ち寄っていただいて見事に両立させていました。
手前の場合はこのサイトをご覧になっている方の多くがそうであるように音楽をたしなんでみたり、休みの日には美術館に行ったり、素敵な女性を食事に誘ってみたり、寄席に足を運んだり、友人を招いてパーティーを催したりと日々センス鍛錬の一環としての取り組みをしているわけですがなかなかそれはそれで愉しいものです。ただ力みすぎてもだめなのがこのセンスというわけのわからない題目の手強いところで、飽くまでサラリとこなすのが第一条件ということでありますから果たして本当に身につくのはいつのことやら。



