世界各国の競争力ランキング2009年版が発表された。
結論から言うと、日本は総合8位。去年の9位より順位をひとつ上げた。
このレポートは非常によくまとまっており、評価の基準も均等で、ひとつの国の力を知る上でよい指標となっている。
日本が順位を上げた理由は非常にシンプルである。世界同時不況により、日本よりも高い順位の国が順位を下げたからだ。今まで、日本に対する懸念であった不景気と銀行の健全性の問題が、他の国にも広がったことにより、日本は順位を上げた、と簡潔にこのレポートは結論付けている。
このレポートは非常に大きな視点から書かれており、いくつかの指標を点数化し、その平均値をもって、その国の国際競争力を決めている。
簡単に日本の点数を個々に記しておく。
各項目の訳は自分なりに適切だと思って訳したものなので、マスメディア等が訳す言葉とは異なることを付け加えておく。
総合評価 5.37 (8位)
Basic Requirements – 国の基本指標 5.27 (27位)
Institute – 政府機関 4.90 (27位)
Infrastructure – 国のインフラ 5.83 (13位)
Macroeconomic stability – 経済安定度(インフレ率、公定歩合、国家の資産、国家の負債などを総合的に判断したもの) 4.22 (97位)
Efficiency enhancers – 効率上昇指標 5.21 (11位)
Higher education and training – 高等教育、職業訓練 5.06 (23位)
Goods market efficiency – 市場効率 5.06 (17位)
Labour market efficiency – 労働市場効率 5.10 (12位)
Financial market sophistication – 金融市場成熟度 4.65 (40位)
Technological readiness – 技術力向上への取組 5.23 (25位)
Market size – 市場規模 6.17 (3位)
Innovation and sophistication factors – 革新と洗練性
Business sophistication – ビジネスの洗練度 5.70 (2位)
Innovation – 革新性 5.51 (4位)
これを見て、みなさんはどう思われるだろうか?
私自身の考えはここにはいれないことにする。単なる現在の政治や行政の酷評になってしまうから、である。
しかしながらこの指標は 日本のどの部分をよくすれば今後の持続的発展が可能なのか、大きな視点に立ってわれわれに考えを与えてくれるような気がする点で、非常に重要な指標である。



