今回のfashionは少々堅めに。昨今の不景気でモロに直撃しているのは自動車産業だけではなく、アパレル、百貨店も深刻な状況にあるのはニュースをご覧になっている皆様もご存知の通り。しかしながら現在は円高が進行しているので輸入品は軒並み安くなっているハズなのに、売れ行きの落ち込みは激しい。この理由は筆者の私の所感だが、マスメディアによる不景気の煽り過ぎが多くの中流層を家計の節約傾向へ導き、百貨店は総崩れしていると推測している。事実、業績好調なアパレル業界はユニクロ、しまむら等に代表される低価格帯商品を扱うところが2008年後半から主流となってきている。
しかし、富裕層は未だに居るし、中流層から富裕層にさしかかる「プチ富裕層」は結構な数が居ると思われるのだが、百貨店は店舗再開発や再編に手を加えている。これは勿論進めるべきだと思うが投資分の効果を短期間で期待できるかと言えば難しいと思う。筆者の私は店舗の再開発に力を入れるくらいなら百貨店のとあるサービスにテコ入れをすべきだと考えている。それは「外商」だ。
庶民には馴染みの薄い「外商」。殆どの百貨店にあるこのサービスを利用できるお得意様は平均年収1500万~2000万以上なのですが、この外商に大幅なテコ入れをするだけで富裕層、プチ富裕層に景気刺激が出来るのではないだろうか?今の外商のシステムは外商サロンと呼ばれる豪華な特別室にて接客をうけられ、百貨店が主催する催し物、イベントを貸切で見れたり・・・なんてサービスがあるのだが、ココをテコ入れすべきだと思う。というのは接客を外商サロンではなく、外商向けのカタログ、もしくはインターネットで顧客に事前に配布・公示し専門のコンシェルジュを顧客の自宅へ送り込み接客しに行くサービスをしたらどうだろう?
基本的に富裕層は何だかんだ言って時間が足りない。外商サロンに行くのも億劫になるという事を防ぐため、1営業日前までにコンシェルジュを事前予約すればOKという仕組みにすれば優良顧客を抱える事が出来る。また、現在の外商を利用できる入会基準年収をランク別にして規制緩和をすれば利用者層は莫大に増えると思われる。勿論、Sランク、Aランク、Bランクという感じで最低限利用できるサービスとランク別で受けられるサービスを上手に配分して年収800万辺りから入会させてみてはどうだろう。新たなニーズを引き出す事も出来るし投資コストも格段に抑える事が可能なのでメリットは大きいと思うのだが・・・。


