【column】ファッション誌の青息吐息が止まらない

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はい、皆様こんにちはDee-Sです。

元々出版畑に身を置いた私ですが、出版不況の波は凄まじいものがありますね。デフレな昨今では特に贅沢品は買い控える傾向ですし筆者の私も2009年は殆ど衣類、装飾品にお金をかけるといった行為を全くしませんでしたし、雑誌に関しては何と一冊も買わないという状態にまでなりました。筆者の私と同じ境遇な方も結構居ると思うのですが皆様は如何でしょう?

とは言ってもコンビニ、本屋でパラパラめくる位は眺めているのですが、いつの間にか休刊になっている雑誌も意外と多く、特にファッション誌は一昔前の話で不況知らずな世界だった筈なのに何やら青息吐息という状態が深刻化しているようです。少しココでファッション誌で2007年1月から2009年12月までの間で休刊、及び休刊が決定したものをピックアップしてみましょう。

2007年

ヴァンテーヌ(アシェット婦人画報社)

2008年

NIKITA(主婦と生活社)
主婦の友(主婦の友社)
Style(講談社)
BOAO(マガジンハウス)

2009年

Cawaii!(主婦の友社)
esquire日本版(エスクァイア マガジンジャパン)
マリ・クレール(アシェット婦人画報社)
BRIO(講談社)
PINKY(集英社)

※漏れているのもあるかもしれません。

正直、2010年も何誌無くなるのか予想がつきません。出版社自体が存続の危機に瀕しているというところもあるので何とも言えませんが、紙媒体自体が無くなるというのは考えにくいので出版社にはもう少し頑張ってほしいところですね。特に女性誌は未だコンテンツの中身を見直せば宝島社の「Sweet」の様に活路はある筈ですし。ただ、男性誌は既に浮揚するキッカケすら失いかけているので、紙媒体以外でのアプローチ、もしくはクロスメディア化をしないと生き残りは無理だと思う。

今後、ファッション誌を抱える出版社はどうすれば活路を見出すことが出来るのだろう。少子化に伴い購買層はよりいっそう低下するのは分かっている事だ。それに景気低迷が追い討ちをかけているし、電子書籍化の波はすぐそこに来ている。英FTの様に有料化コンテンツで成功を収めたメディアもあるがココ日本では「web=無料」という風潮が蔓延っているので運営費用をすべて広告から捻出しないと経営が出来ない。

そうなると、これは私自身の見解だがiPhone & Android 向けの電子書籍化が次の戦略となる。携帯端末なら既に人口以上の台数が出回っており、2007年秋モデルに買い換えた方は2年縛りから開放される。2007年から2009年は劇的に携帯市場が変化しているし、iPhoneも次のモデルではflash対応になるという噂も飛び交っている。となるとリッチな携帯コンテンツが提供出来るので広告市場も活性化が期待できるのだ。

別の角度から言うと今後のファッション誌含め出版社の生存競争は、今後コンビニや書店ではなく、app storeかamazonが鍵を握る。これは言い過ぎでも何でもないと思うのだが、PCサイトと携帯サイトでコンテンツを別物にして、あくまでPCサイトはプロモーションと概略、そして広告に集約して携帯サイトでしか読めない、携帯の利便性を考慮したコンテンツ作りをしていく事で収益を追求するという方針転換が目の前に来ているのだ。