目くそ鼻くそ耳くそな展開 トヨタ自動車 奥田碩氏の発言
今回の時事正論は11月12日に首相官邸で開かれた「厚生労働行政の在り方に関する懇談会」で厚労行政の問題点について議論された中で飛び出した奥田碩氏の発言について。筆者の私もマスコミの様な「言葉狩り」をするつもりは毛頭無いのだが、ちょっと「?」な気持ちになった。その内容とは、「私も個人的なことでいうと腹立っているんですよ」と切り出し、「新聞もそうだけど、特にテレビがですね、朝から晩まで名前言うとまずいから言わないけど、2、3人のやつが出てきて、年金の話とか厚労省に関する問題についてわんわんやっている」と指摘し、「報復でもしてやろうか」と発言。*
さらに「正直言って、ああいう番組のテレビに出さないですよ。特に大企業は。皆さんテレビを見て分かる通り、ああいう番組に出てくるスポンサーは大きな会社ではなく、いわゆる地方の中小。流れとしてはそういうのがある」と話した。他の委員から「けなしたらスポンサーを降りるというのは言い過ぎ」と指摘されたが、奥田氏は「現実にそれは起こっている」と応じた。この発言、何やら活字にすると物騒な見え方になるし、大企業のなかでも特に損をする発言をしない事で有名なトヨタ、その代表がこの発言に周りの委員が一番耳を疑ったのではないでしょうかね。勿論、この発言で2ちゃんねるは熱気ムンムンで御座いました。
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というのも、この奥田碩相談役の発言は読む側にとっては様々な憶測をさせてくれる内容だ。筆者の私が率直に感じた事だけでも相当あるし、2ちゃんねるでも同様の意見が出ていたので紹介をするとこんな感じである。
1.新・派遣労働法制定の内容が派遣労働者を都合よく「エコ換え」出来なくなりそうなので、厚生労働省に恩を売っておいて自分達に都合のよい派遣労働法を作るように根回しする一種のパフォーマンス
2.今まで散々広告費を使ったけど国内売り上げはがた落ち(因みにトヨタ車の利益8割は外需)、来期見通しは1兆円減の6000億円なので、広告効果が見込めないテレビ業界にプレッシャーをかけ広告費削減を示唆させる一種の恫喝パフォーマンス(既に今期の広告費は30%削減してます)
3.厚生労働省をマスコミは叩き過ぎと奥田碩氏は言ったが、今までの悪事は誰がどう考えてもオカシイ事。これを報じたマスコミに対してスポンサーを降りるというのは一種の恐喝行為にも見える。
4.逆説的に考えると、マスコミに多額の金を与えれば情報封殺はいとも簡単に行う事が可能なのだという事を奥田碩氏は示唆しているし、マスコミも金を出さなきゃ徹底的に叩くという単なる情報ヤ○ザだとこき下ろしている。
5.結論として厚生労働省はダメな団体、マスコミもダメな団体、そして奥田碩氏もダメな人である。
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筆者の私は厚生労働省、マスコミ、奥田碩氏の三者に何れも賛同したくないというのが正直な感想。日本を牛耳る連中って見ていると本当にヘドが出るし、金にまみれた世界って本当に意地汚いというか姑息というか、怒りを通り越して呆れるばかり。資本主義社会そのものを否定するつもりは無いんですけど、ちょっとこの変な構図は一旦完全にぶち壊して再構築した方が日本の未来が見えてくる気がしてます。