はい、皆様こんにちはDee-Sです。
drumatrixx mag award 2009 はあまりにも書く事が多すぎるので何回かに分けて皆様にお届け致します。part1は「じゃあ、Nu Discoって何よ?」って話で本当にざっくりとご紹介致しましたが、part2では「一体どんな事が実際起きてたの?」という事で振り返る事にしました。このNu Discoが何故ココまで注目され始めてきたのかというと、実は2008年の終わり辺りから兆候が出始めていました。そうです、”Downtown Party Network – Days Like These” がビッグ・ヒットになったEskimoレーベルの躍進と、そのEskimoから鮮烈なデビューを2007年に果たしたAeroplaneが新境地を開いた “Grace Jones – William’s Blood ” から、このNu Discoはメジャー・シーンへ導いたと筆者の私は勝手に思いこんでいます。
そしてdrumatrixx magで現在永年保存中のGreg Wilsonが年明け早々にPete TongのBBC Essential Mixに念願の初登場、素晴らしいセットを披露したのは記憶に新しいトコ。実は彼、あのセット作成の為、実に70曲以上もの自身がre-editした楽曲のなかからチョイスしたという後日談も・・・いやはや恐ろしい限りで。その彼が2008年から激押ししていたSituationのデビューに筆者の私は超興奮!皆様はキッチリとチェックしてましたか?DIsco Devianceからリリースされた “Situation – Pushin’ On”は元々CD-Rで100枚程出回っていたものをGreg Wilsonが見出し、リリースまでこぎつけたという逸話も。その後は自身のレーベルから2枚リリースして好セールス。今後の更なる活躍を期待してます。
さらにNu Discoから新たな息吹が誕生したのは “Slow Mo’ Boogie” という解釈。Mark E 、Eddie C等を輩出したJiscomusicから派生したのをキッカケにし、日本では”DJ Cole Medina – Medina’s Magic / Cole Loves You Insides Out “がDJ Harvey、Idjut Boys、Rug N’ Tugがスピンし爆発的ヒット、このトラックが生まれたからこそ2009年のSlow Mo’ Boogieが花開いたのではないでしょうか?と思います。これは異論は無いと思うな。自分の周りでNu Disco好き!というDJは絶対コレ持ってるものw ホント呆れるくらい。
新興レーベルで面白かったのは間違いなく “Delutions Of Grandeur” じゃない?今年は通算6枚リリースされているんだけど、結局全タイトル買ってたしw MinimalなTech HouseとDiscoを必ず盛り込むレーベルカラーが凄く個性を感じたなぁ、同様に “Running Back” も全くハズシなし。レーベル買いしていたファンの方も多かったんじゃなかったかなぁ?Nu Disco好きとTech House好きの双方がチェックしてたのは恐らくこの2レーベルで、後者のRunning Backからリリースされた”Tensnake – In The End EP”に収録されているHolding Back (My Love)は今年のanthemとも言える出来映え。ちょっとセンチメンタルで胸キュンなところがオヤジのハートを鷲掴みってところでしょう。
この辺りまでが2009年上半期のお話で、下半期は更に凄まじかった。先ず強烈なインパクトだったのが強気の片面プレスで市場に投入されたレーベル “Tribute” だろう。今までFunk、Disco、Cosmic Rock、AORがベースであったre-edit / Mash Up シーンへ新たな一石を投じ、UK Indie Rock を digってきたのは本当にビックリした。1番はHappy Mondays、2番はPrimal Screamとネタのセレクトが80年代後半のモノホンBalearic Sound、DJ Alfredoが当時playしていた音楽だもの、何だかんだで反応しちゃうよね。この辺の感覚って恐らく日本に持ち帰っているDJって今じゃ数少ないだろうけど、この辺りを上手くplay出来てこそオープンマインドなダンスミュージックを理解しているdiggerだと思うな。
そんでもって既出のEskimoがリリースした ” Cosmic Balearic Beats Vol,2 ” も秀作ぞろいでビックリした。その直後にリリースされた ” Hot Toddy feat Ron Bassjam – I Need Love ” なんか10秒聴いて全身鳥肌、Deep Houseの要素、Progressiveの要素、Discoの要素、美味しいとこ全て入っているトラックなので個人的に大騒ぎしてしまいました。リリース当初は「あれ、もしかして日本はコレ、ダメなの?」なんて思うくらい売れてなかったんだけど、ジワジワ売れているようなので筆者の私もホッと一安心。基本的にこの曲はドロップするタイミングが難しいけど、ツボに嵌ったら絶大な威力を発揮するので、持っていない方は確実にゲットしておいた方が良さげ。筆者の私は2枚使い+保存用で3枚買ってしまいましたけどねw
Synth Disco続きで紹介すると、今年大躍進となったartistは恐らくIchisan、D-Pulse辺りかなぁ。個人的にIchisanはairtightから2008年のデビューシングル”Global Pillage”以降追いかけているんだけど、今年はリリースされた曲にハズシ無し、素晴らしいシンセ捌きを魅せてくれました。そしてNang1番を飾ったロシア出身のD-Pulse(現在はルーマニアに移住)も注目株、次点はこれまたロシア出身のAN-2辺りがいい感じ。基本的にSynth Discoの部類に入るアーティストって言うなればダンスミュージック発展途上国or新興国?なところから出てくるのは何でだろう?前出のDowntown Party Networkはリトアニアだし、Ichsanはスロベニア、うーん。良く分からんw
そんなこんなで2009年をざっと振り返るとこんな流れでした。筆者の私は全リリースをくまなくチェックするのは不可能なのでココには紹介しきれなかった素晴らしいアーティストもいっぱい生まれていた2009年はダンスミュージック界では久し振りの当たり年だったなぁ、と思います。そんな訳で次回は私Dee-S責任編集、Nu Discoシーンの各受賞を発表したいと思います。受賞者の皆様には私からささやかな贈り物をしたいところですが、何せblogなもので・・・ご勘弁下さいませw
それでは♪


